ご挨拶
皆さん、こんにちは。理事長の土井一です。私は、平成７年に高齢者の方の幸せな老後を願って当法人を設立させていただきました。
さて、いよいよあと２年で２０２５年を迎えます。政府においては、これまで団塊の世代が７５歳の後期高齢者になる２０２５年を視座に、平成元年に「ゴールドプラン」を定め、それに基づく様々な施策を展開してまいりました。そして今、プランの最終段階の時を迎えようとしています。この間、介護保険制度の導入とともに、プランに定められたサービス提供の実施目標はおおむね達成されたように思います。が、しかし少子高齢社会はこれからも進んでいきます。これからは「超少子高齢社会」という全く新しい局面に入っていきます。
現在の高齢者福祉施策のキーワードは地域包括ケアですが、超高齢社会を迎えるこれからのキーワードは「地域共生社会」です。
当法人（西城福祉会）の設立理念は『老人福祉をきっかけとして、障害者や地域のみんなが幸せに暮らしていくことが出来るように「福祉の文化を」育てる』ということです。設立以来これまで「小規模特養ホーム」と併設の「ショートステイ」、「デイサービス」を中心に「ホームヘルパー事業」「居宅介護支援事業」等を実施してきましたが、現在はヘルパー派遣事業と居宅介護支援事業は止め、またデイサービス事業は令和４年に「小規模多機能事業」に移行するなど、事業の再編成に取り組んでまいりました。
時代は「コロナ」とともに、大きな転換期を迎えていますが、これからも来たる「新しい生活様式」「地域共生社会」にふさわしい社会福祉法人として、皆様のお役に立てますよう一層精進して参りたいと思います。ご支援のほどどうかよろしくお願いいたします。これまでご支援ご指導をいただいております皆さまに、心から感謝とお礼を申し上げます。
社会福祉法人 西城福祉会
理事長 土井 一